CKのアメリカ転勤 備忘録

突然命じられたシリコンバレーへの転勤 転勤前の準備や転勤後の出来事の備忘録として

アメリカでパイプカットの話 - 10月[Vasectomy]

 立って歩いたりするとその時の振動で切った管が引っ張られるような感じがして

非常に違和感があったが、ベッドで横になっているとまだ多少はマシというところ。

 

そこから3日間程度は歩くときもなるべく重心を上下させないよう静かに歩くことを

心がけ、日課であったランニングも一旦休む。

手術をしたのは月曜日だったが、結局その週の金曜日までは走らずに大事を取り

回復に専念(といっても単純に傷口を刺激しないように安静にしているだけ)

 

回復期間も仕事には入っており、仕事中もなるべく外出するアポは取らずにいた。

 

5日目を過ぎたあたりから別の意味で辛くなってくる。。。

 

欲求不満である。

 

試し打ちをするべきかどうかを散々に悩んだ末、先生からは

何度か出してからでないと妊娠の可能性はある(管などに残ったやつが出てくる)との

アドバイスあり、結局手術日から3週間ほどが経過。

 

ここで一旦セルフトリートメントをする時間となる。

別のブログ記事で感じ方が若干変わる、みたいなのを読んだ経験から

かなり慎重にコトに臨んだが、傷跡がまだ痛くて集中ができない。

なんとか最後までやったが、幸いあまり感覚は変わっていないようだった。

 

手術前後での違いといえば、手術後は終わってもまだタレが玉の中に

残っているからか、竿の元気が衰えにくくなった気がする。

 

 

アメリカでパイプカットの話 - 9[Vasectomy]

股ぐらに違和感を感じながらも病院をあとにする。

秘密で病院に立ち寄っているので、何事もなかったかのように家へ。

先生からは、手術のあとはとりあえず患部を冷やせ、と指示があったが

あからさまに冷やすわけにも行かないのでとりあえずソファーに腰掛けてなるべく動かない作戦。

 

そそくさと食事を済ますと、まずはシャワーに行ってみる。

本来いいのかどうかわからないが、患部のヨードチンキを洗い流したい一心でシャワールームへ。消毒の匂いが漏れていないか気が気ではない。

 

しかし、そこに新たな困難が待ち構える。

 

 

ガーゼである。

 

幸い、まだ傷口とガーゼはくっついていなかったので、パンツを脱いでからそっとガーゼを剥がす。

 

切られたところはよく見ていなかったが、竿の付け根あたりから少し下の

袋の真ん中あたりを1cm弱、切られたあとがあり、縫合はしていない様子。

両側を切られるのかと思っていたら、真ん中を切ってそこから左右の管を取り出したようである。

 

触ってみる勇気はなかったので、周りをそっとお湯で流し、ヨードチンキの匂いを消し去る

。玉の中身は依然として引っ張られる感触があり、強烈な違和感だ。

 

「なんか今日は疲れたなー」とか言いつつ早めに就寝。

玉の引っ張られ感が想像よりも強く、耐えられないレベルではないけど不快である。

果たしてどうなるのか、若干の不安とともに手術当日は終わったのであった。

 

 

アメリカでパイプカットの話 - 8[Vasectomy]

消毒液ドバドバ状態でひとり手術室に立ち尽くし、

なにか拭けるものはないかと探してみる。

 

先生も看護師さんもタオルとかティッシュみたいな拭くものは全く渡さずに立ち去ったので

このままではパンツが履けない。。。

 

なんだか玉にはものすごい違和感があるわ、股ぐらはヨードチンキまみれだわで

情けない気持ちになっていると、机の上にウェットティッシュみたいなものを発見。

 

とりあえずこれしかない!ということでウェットティッシュで拭き取りを試みる。

 

しかし、日本のものと比べるとウエットティッシュがものすごく湿っていて使いにくい。。

 

我慢しながら玉には触れないように股ぐらを拭き取り、ちょっと風で乾かしてから

そっとパンツを履く。

 

これで終わったのだ。。

 

だが、試練はそこでは終わらなかった。。

 

アメリカでパイプカットの話 - 7 [Vasectomy]

右側が終わって反対側へ。

 

基本的には同じ作業なのでこれからどんな痛みが来るのかは想像できる。

とはいえ玉に繋がってると思われる管を内側から引っ張られるのには強烈な違和感が伴う。

 

鋭い痛み、というよりは鈍い違和感といったていで、なんともいえない感覚である。

「ジジジ」という音の後、しばらくしてからオペ終了。時間にして15分くらいだろうか。

 

下半身が丸出しのまま、ドクターは「じゃあこれで終わり!」みたいなことを言って退室。

ヒジャブに看護師さんと一緒に部屋に残される。

看護師さんも「あとは着替えて帰っていいよ」と言い残し退室。

 

。。。

。。。。。

 

その時の状況は、下半身にヨードチンキみたいな消毒液はドバドバかかったままの状態で、

このままではパンツすら履けそうにない。切られた部分からは鈍痛がするし、絶望的な気持ちになった。

 

… まずは消毒液を拭かなくては。。。(てか終わったあとには拭いてもらえないのね。。。)

 

 

アメリカでパイプカットの話 - 6 [Vasectomy]

麻酔のせいでよくわからない状況だけどクリップのようなもので管を固定。

それからなんとなく切られているのはわかる。

 

切開が終わるとそこから何か内側から引っ張られる痛みが!!!

なんというか、モノ(玉のほう)を強烈にぶつけた時のような、なんとも言えない違和感がすごい。

 

全然痛くないって言ってたの、ウソじゃないかとか思いつつ、思わず唸り声が出てしまう。

何かグリグリされている感覚の後、今度は「ジジジ」と何かを焼いている音がする。

 

これはちょっと他の方のブログで予習してたからわかったけど、おそらく切った管を焼く音だ。

 

永遠にも感じた5分ほどの作業が終わると次は左側へ。。。。

 

誰だよ、痛くないと言ったのは。。。

アメリカでパイプカットの話 - 5 [Vasectomy]

まずは仰向けになってしばらく待つと先生登場。

手術着を着るわけでもなく至ってカジュアル。

そう、彼にとっては毎日のルーティンでちょちょっと小さな管を切るだけなのだから

普段通りで何も気負いが無いのは当たり前の話。

 

たわいも無い会話を少ししたあとでモノを掴まれ(ちゃんと手袋はしたうえで笑)

ヨードチンキみたいな茶色の消毒液をドバドバと掛けられる。

 

これが例のシートの理由か、、、。

 

太ももの付け根からモノ、袋の周りまで満遍なく浸されたところで

麻酔を注射。

 

い、

い、、、、、

いたい。

 

先生曰く、これがいちばん痛いはず、との事で必死に耐える。

 

そうすると次に鈍い痛みが、、、、。

 

アメリカでパイプカットの話4 - [Vasectomy]

さて、ちょっと忙しくてバタバタしてました。

 

前回の続きです。

 

 

ヒジャブを被った看護師さんに連れられ手術室へ。

手術台があって、上にはライトがついてる、みたいないわゆる「手術室」を想像しながら入った部屋には

分娩台みたいなイスが!!!

 

しかもその上にはペットのトイレシートみたいな吸水性のある紙が敷いてあるだけ、というなんとも簡素な手術室。

部屋に入ると看護師さんに

「じゃあ下だけ脱いで椅子に乗って」

 

となんとも言えない指示を受ける。違う場所ならウキウキしてしまうところだけど。

 

いよいよこれから始まるのだ。。。

 

続きます。